「ルビンの壺が割れた」を読んだ

あっちとこっちのファンに怒られるかもしれないけれどやり口としてはキノの旅。徹頭徹尾、信頼できない語り手・男性側と信頼できない語り手・女性側のメッセージのやり取りに終始するので、自分は男性だけれど、読んだ人の性別によっても感想が大きく変わるかもしれないなあと感じた。最初の数ページで感じた違和感は大事に取っておくと吉。読んで損をした! という感想も見かけたけれど、これも娯楽の一つですから。