この記事は、Windows Phone Advent Calender 2014の6日目の記事です。
「Windowsガー」、「Windowsデー」…などと常日から頃口にしている訳ではないのですが、基本的にPC用OSではMS以外をメインで触ったということはなく、他のOSでできるちょっとうらやましいことは別の手段を探して自分のWindowsに取り込むような人間なのが僕です。
そういう意味では、WindowsOSに対する執着心がちょっとだけあるのかもしれません。
一方でスマートフォンに関しては、今も昔もiPhoneにベッタリでWindows Phoneに触れることがなく、ただ漠然とした興味はありました。
そんな中で、幸いにもWindows Phone搭載端末「HTC Windows Phone 8x」を手にする機会に恵まれました。
今回は「Windows Phoneを使ったことがなかった人間が初めて触ったWindows Phoneに対する感想」を書いていこうと思います。
アプリの充実度
Windows Phoneに対してアプリの少なさを心配する声は僕の周りでもよく聞きますし、僕自身もそのような不安を抱えていました。 しかし「Windows Phoneはアプリが少ない」は過去のものではないでしょうか。
@ChiiAyanoさんの記事でもアプリについて取り上げられていましたね (╹▿╹)!
以下は僕が実際に使ってみたアプリの ほんの一部 となります。
Twitter | Windows Phone アプリ + ゲームストア (日本)
サードパティのアプリはたくさん揃っていますが、Twitter公式アプリも出ています。未確認のリプライなどはライブタイルに数字が表示されるので見逃すこともありません。
メンションタブではリプライのほか、ふぁぼやRTの反応もWEB版や他スマートフォンOS同様確認することが出来ます。メンションタブから2タップでふぁぼ、RTした人のツイート画面に飛ぶことができるので、「RT・ふぁぼした人の反応が見たくて仕方がない不治の病」に掛かっている人にはおすすめかもしれません。
Facebook | Windows Phone アプリ + ゲームストア (日本)
こちらはFacebookの公式アプリ。リロード時にシュイーンと加速しながら回るローディングエフェクトがなんだか好きです。リンクは別アプリでIEが立ち上がるので、リンク先を閲覧しつつFacebookも利用する、という使い方もできます。
Evernote | Windows Phone アプリ + ゲームストア (日本)
Evernote公式アプリ。初回起動時には様々な操作ヒントが表示される親切さ。リストやチェックボックスも1タップで作成できますし、録画メモも埋め込むことが出来ます。 編集モードと閲覧モードが明示的に分かれているので、そういった所にも嬉しさを感じました。
WeatherJP | Windows Phone アプリ + ゲームストア (日本)
ライブタイルにも情報を表示してくれるお天気アプリです。ライブタイルの大きさに合わせて今日・明日だけを表示してくれたり、向こう5日間の天気を表示してくれたりします。
Authenticator | Windows Phone アプリ + ゲームストア (日本)
MS謹製の、いわゆるワンタイムパスワードを生成してくれるものです。GoogleやLINE、Qiitaなど広く利用することが出来ます。
LastPass | Windows Phone アプリ + ゲームストア (日本)
LastPassの保管庫へアクセスするための専用アプリです。これがあれば、わざわざLastPassのサイトへアクセスしてPC用に用意されたレイアウトに悩みながら保管庫から目的のアカウントを苦労して探す必要はありません。
如何でしょう、以上が使ってみたアプリの ほんの一部 となります。これだけでも普段使いに問題ないレベルにまで揃っていると言えないでしょうか。
文字入力について
Windows Phoneでは一般的なスマートフォンのフリック入力方式をさらに1つ押し進めた、「カーブフリック」というものが搭載されています(Windows Phone7.5 Mangoから) 上下左右のほか、斜め方向に出現に指をスライドすることで、濁音、半濁音、小文字の入力を1アクションで行うことが可能です。
最新の機能というわけではないですが、これにはちょっとWindows Phoneに惚れてしまいました。 連続して同じ文字を入力するときは右カーソルキーをタップする、または右カーソルキーのカウントダウンインジケータが無くなるのを待つことで入力できます。
さらにWindows Phone8.1の新機能として「ワードフロー」というものもあります。こちらは画面に表示されたQWERTYキーボードの上で指を滑らせ、文字を入力するという入力方法です。
若干の慣れを必要とするも、慣れてしまえば英語入力時には高速な文字入力をすることができます。
「バッテリセーバー」について
Windows Phoneにはバッテリ消費量を節約するための「バッテリセーバー」という機能が搭載されています。
バッテリセーバー有効時には、以下の機能が無効になります。
- メール・カレンダーの自動更新
- プッシュ通知によるライブタイルの更新
バッテリ残量が減ってくると通知が表示され、バッテリ設定画面にすぐに飛ぶこともできます。 また、残量低下を検知した際に自動でバッテリセーバーを有効にする、というのもできます。
端末固有の部分もあるとは思いますが、残量5%程度でもバッテリセーバーが有効になっていれば、一切手を触れない状態で2時間ほど持たせることができました。
参考 - バッテリー: Windows Phone で長持ちさせる方法 | Windows Phone の使い方 (日本)
端末のパスワードロック方式
オーソドックスな数字パスワード方式です。
ただし4桁固定ではなく、4桁~16桁の数字パスワードが設定できます。
気軽にWindows Phoneを試す方法
端末を手に入れなくとも、エミュレータがあります。ただし最新のWindows Phone8.1エミュレータはVisualStudio 2013 Update2以降がインストールされているWindows 8.1 Pro 64bit以降でないと動作しないことに注意が必要です。
VisualStudioは無償のExpress版でも全然OKです。
アッ、Windows 10 TechnicalPreview上でも動きますよー。Windows7上の仮想PCでWindows10TPを立ち上げてその中でWindows Phone8.1エミュレータを立ち上げるのもアリです! …たぶん!
おわりに
いかがでしたでしょうか。 Windows Phoneにほんの少し触った人間による軽い感想となってしまいましたが、1人でも多くの方がWindows Phoneに興味を持っていただければ幸いです。
もしWindowsPhone開発にも興味を持っている、持ち始めた方がいらっしゃいましたら、こんなチラ裏に書け的記事なんて読んでないでもっと開発に役立つものをお読みください!
Windows Phone Advent Calendarに登録されていらっしゃる僕以外の方々はとても知識を持っていらっしゃる方たちです。きっとあなたの開発の手助けになるでしょう。
明日、7日目を担当されるのは @Pandora_ovis さんです。