「一瞬会話しませんか」その前に

  • 「一瞬会話しませんか」は「なるはやでお願いします」くらい不誠実な台詞かもしれない
  • 「部屋の電気を消してもよいですか?」という確認程度であればたしかに一瞬で終わりそう
  • 実際のところは、そうではないケースが多いのではないか
  • 共有しようとしている内容の背景の説明、相手がまだ把握していない情報提示が発生した途端その会話は一瞬で終わらないものになる
  • 一瞬という言葉から期待していた数分から5分、10分、15分と現実の消費時間がみるみる乖離していくと、相手はどうやってこの会話を一刻も早く終了させるかという望ましくない方向へフォーカスが移動していく
    • 筆者の主観に基づくものであり検証はされていません
  • どうすればよいか
  • 初手は会話の背景、相手に提示しようとしている情報を 非同期で相手が食べることができる媒体 にしておく
    • たとえば、活字
    • まだ把握していない情報を口頭ベースで伝えられるというのは意外とカロリーを要求する
    • 活字にしたためている人にとってもアウトプットという形で情報が整理されていく
      • 質問事項と共有しようとする情報がちぐはぐになっていることに気が付くこともある
      • 私もよくやらかしています
  • 続く2手目で、相手の予定を確保してしまう
    • 口頭で構築される一瞬というあいまいな予定ではなく、かつ形として確保される
    • 体感では30分確保されていると何らかの着地が一回できている感触
      • これも主観に基づく体感テンプレなので各個の現状に合わせて調整するとよいと思います
  • 「一瞬会話しませんか」その前に、その会話は本当に一瞬で終わりそうなものか一瞬考えてみませんか